多肉の冬越し&寒さによる葉の傷み
毎日、寒い日が続いてます。
おうちの多肉は大丈夫でしようか?
多肉植物にとっても、冬は夏同様にちょっとつらい時期になります。
寒さ対策をしてあげて、上手に冬越ししてあげるといいですね。
先日、射水市のコミニュティーセンターで
「多肉の冬越し」についてお話をさせていただきました。
ブログでも、そのお話を。
まず、冬越しのポイントは
・水やりを控える 月1回で大丈夫!
・霜や雪にあてない、5℃以下は室内または防寒対策
・お天気の良い日は、外で日光浴
1.水やりは控える 月1回で大丈夫!
多肉植物にとって、1年を通して重要になる
水やりの回数と、その1回の量。
冬には成長がゆるやかになり、あまり水は必要ありません。
多肉植物は乾燥に耐えるために、葉にたくさんの水分を蓄えています。
そのため気温が下がるとその葉の中の水分が凍ったりし、
葉が傷んでしまいます。
なので水やりを少なくし、葉の中の水分を減らすことで
寒さで葉が傷むことを防ぎます。
・水やりは、「月1回、午前中にさらっと水やり!」
夕方~夜間は気温が下がりやすく、水やりで濡れた土は冷たくなり、
根株を冷やしてしまいます。なので午前中にあげましょう。
量は少なく、鉢底から出ないくらいでも大丈夫です。
・寒さで葉が傷むと
・葉がブヨブヨする、触るとつぶれてしまう
・葉の色が変わる、透き通ったようになる
・苗が痛みがひどく、茎までブヨブヨしてる場合は回復しないかもしれません
ついこないだ、うちの多肉も寒さで傷めてしまいました。。。
お天気がよかったので外で日光浴していたのですが
忘れて、朝まで出しっぱなしにしてしまい
こんな感じになってしまいました。
リースの多肉、月の王子とビアホップですが
こんな感じに葉がブヨブヨに、色も悪くなってきて半透明になっています。
これが、寒さによる葉の傷みになります。
茎はどうかな?もしかして中心部は生きてるかな?と思い
様子を見てましたが、5日後にはこんな状態になり
苗そのものが、もうダメです。
2.霜や雪にはあてない、5℃以下は室内へ
セダムといわれる一部の種類や、センベルビウムなど
雪でも外で冬越しできる種類もありますが、ほとんどの多肉は
霜や雪に弱いので対策が必要 です。
基本的には5℃以下は、室内へ入れた方がよいとされています。
屋外に置く場合は、雪や雨が吹き込まない屋根のある場所へ移動させ、
夜間冷え込む時には 、上から新聞紙をかけたりダンボール
発泡スチロールをかぶせたり工夫しましょう。
※ 日中、新聞紙やタンボールの取り除くことを忘れないでくださいね!
蒸れたり、日光不足になります。
・霜やあられ、雪に当たると?
多肉の葉が傷むだけでなく、葉の表面にボコボコと穴があき
かわいい葉にその跡が残ってしまいます。
1度ついた跡は治りません。
傷んだ葉を取るか、葉が成長し中心部から新しい葉が出てくるのを
待ちましょう。
・室内に入れた多肉、どこに置いたらよいでしょうか?
暖房をつけた部屋なら、その風が直接当たらない場所。
夜間は冷え込みやすい窓際を避け、部屋の中央に。
3.お天気の良い日は、外で日光浴
多肉は太陽が大好きです!
冬でも晴れている日や、そんなに寒くない(5℃くらい)
曇りの日などは、どんどん外に出して日光浴させてあげましょう。
多肉にとって太陽は大切です。
お部屋の電気の光では、元気に育ちません。
お部屋に取り入れた多肉たちも、日中は窓際や外に出してあげて下さい。
・日光不足になると、どうなるのでしょうか?
色が悪くなったり、「徒長」と言って茎が伸び、葉と葉の間隔が広がってしまいます。
そうすると、寄せ植えのバランスが悪くなるだけでなく
多肉本来の形を楽しむことができなくなります。
徒長してしまった多肉は、こんな感じに。
本当は葉と葉が密集して、お花のようになっているのですが
茎が伸びてきて形が変わってしまっています。
リースも中心あたりのの黄麗と春萌は、水やりが少ないため
葉にしわが出ているものの(これは水やりで戻ります)徒長なし。
奥の茎が伸びてるのは秋麗で、これは徒長してます。
このようになったら、切り戻しが必要になります。
また、小さくなってしまった多肉の先端は
中心の成長点から新しい葉が出てくるまで
少し時間がかかりますが、ゆっくりと回復して元の多肉の形になってきます。
ポイントは切り戻しもした後、しっかり太陽にあてることです。
簡単にと思いながらも
書いてたらやっぱり長くなってしまいました。。。
冬越しは気を使いますが、冬の多肉の魅力もあります。
冬から早春は多肉の紅葉時期(変化のない種類もあります)になります!
上手に管理して、冬の多肉を楽しんでみてください♪
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